慢性呼吸不全が進行すると、呼吸困難によって日常生活に大きな支障をきたすようになります。
そこで、慢性呼吸不全の原因となった病気の治療と同時に、在宅酸素療法(HOT)によって酸素の足りない状態を改善します。
HOTを施行している患者さんの内訳をみると、COPDが45%、肺線維症・間質性肺炎・じん肺等が18%、肺結核後遺症が12%と、呼吸器の病気がほとんどを占めています。
(在宅呼吸ケア白書2010より〔PDF〕)
Grade 0 | 息切れを感じない |
---|---|
Grade 1 | 強い労作で息切れを感じる |
Grade 2 | 平地を急ぎ足で移動する、または緩やかな坂を歩いて登るときに息切れを感じる |
Grade 3 | 平地歩行でも同年齢の人より歩くのが遅い、または自分のペースで平地歩行していても息継ぎのため休む |
Grade 4 | 約100ヤード(91.4m)歩行したあと息継ぎのため休む、または数分間、平地歩行したあと息継ぎのため休む |
Grade 5 | 息切れがひどく外出ができない、または衣服の着脱でも息切れする |